margin

平和学習の事例紹介(所長のお話を聞いて)

愛知県立名古屋聾学校(2005年12月14日)

 12月14日,愛知県立名古屋聾学校第2学年17人が,沖縄平和祈念堂で平和学習会を行いました。
 はじめに比嘉正詔所長が,戦争と平和,命の尊さを説く沖縄の格言「命どぅ宝」の講話を行いました。講話の内容は, 同校の先生が手話と大きな紙に書いて生徒たちに伝えました。
 次に,生徒全員で沖縄戦の犠牲者に冥福を祈り黙祷を捧げ,生徒代表が 「平和への願いを込めて」と題した詩を朗読しました。最後に,生徒代表が千羽鶴を献納し,平和学習会を終えました。その後, 生徒たちは「清ら蝶園」を見学し,オオゴマダラや黄金に輝く蛹を観察しました。
0101_愛知県立名古屋聾学校
 
「平和への願いを込めて」
平和への願いを込めて
どうして戦争があったのだろうか?
どうして戦争をしなければならなかったのだろうか?
日本は今,平和だけど世界中を見ると,まだ戦争が続いている国がたくさんある。
戦争を続けている人たちは,戦争の恐さを分かっていないと思う。罪もない人,子供,老人までも巻き込み,家,家族, 命さえも奪ってしまうことを……。私たちは,考えるだけで胸が苦しくなる。
戦争が世の中から無くなる日は来るのだろうか?戦争が無くなれば世界が平和になれる。
無駄に人の命を奪う戦争は絶対に許せない!もっともっと命の尊さを分かって欲しい。
戦争を知らない私たちだけど,人の大切さ,命の尊さ,大切さは分かります。
戦争で亡くなられた方々へのご冥福をお祈りするとともに,一日も早く戦争がこの世から無くなり, 世界が永久に平和になるよう願い続けていきたいと思います。
平成17年12月14日 愛知県立名古屋聾学校
生徒代表
 

東京都立羽村養護学校高等部(2005年7月7日)

 7月7日,東京都立羽村養護学校高等部第3学年34名が平和セレモニーを行いました。
 セレモニーは,はじめに比嘉正詔所長が平和と命の大切さを説く講話を行い,続いて千羽鶴献納を行いました。
 生徒代表が「この千羽鶴は僕らがいろんな願いをこめて作った千羽鶴です。全部で2,203羽あります。 せんそう中いろんな思いで亡くなった人たちに安心してもらえるような世界になるように僕たちも心からねがっています。 この千羽鶴にそんな願いをこめてみなさんに祈りをささげたいと思います」と挨拶を述べ,生徒全員が様々な思いを込めて 折り上げた千羽鶴を代表7人で献納しました。
 そのあと,生徒全員で沖縄口バージョンによる「涙そうそう」を歌い,清らかな歌声とともに永遠の平和を祈り, 平和セレモニーを終えました。
0102_東京都立羽村養護学校高等部
 

福島県立船引高等学校(2004年9月23日)

 9月23日,福島県立船引高等学校第2学年204名が平和集会を行いました。
 はじめに,比嘉正詔所長が講話を行い,沖縄戦の概況説明と悲惨な戦争を体験した県民が浄財を拠金して山田真山画伯の 平和祈念像制作に託した思い,その平和祈念像を中心に全世界へ恒久平和のメッセージを発信する沖縄平和祈念堂の意義 を語った。比嘉所長は続けて,沖縄に伝わる格言“命どぅ宝”(この世の中で命こそが最も尊い大切なもの)を平和の種と して生徒全員の心に植え付けて,その種が根付き,次の世代に継承されることを念願しました。
 次に,生徒代表が,誓いの言葉「時は流れても」を読み上げました。続けて,生徒全員で心を 込めて作った折り鶴をもとに制作した「平和の絵」を代表者3名で奉納しました。
 最後に,生徒代表による献花と全員で戦没者へ鎮魂の黙祷を行い平和集会を終えました。
0103_福島県立船引高等学校
 
「時は流れても」
草むらに転がって空を見ていると
分かってくることがある
地球の中心に向かって耳をひらけば
聞こえてくるものがある

時は流れても 忘れてはいけないものがある

この風は知っている
人と人が傷つけあっていたことを
この丘は忘れない
人はそれでも優しかったことを

今 私の肌を冷ます風は 成功と過ちを繰り返した先人たちの夢
もう会う事はないけれど 目をつぶれば ぬくもりはそこにある
今 あながた踏みしめる大地は 生まれくる子どもたちに借りたもの
まだ見たことはないけれど この場所にぬくもりを託そう

時は流れても 語り継ぐべきものがある

空と大地のまんなかで
過去と未来のまんなかで
いつの日か この丘に立つ人に
 

那覇市立識名小学校(2004年7月30日)

 7月30日,那覇市立識名小学校第6学年15名が,山田昇作当協会参与を招いての講演会「沖縄平和祈念像ができるまで」を行いました。これは,「山田真山と沖縄平和祈念像」をテーマに同小学校の総合学習として実施されたものです。
 山田参与は,父・真山画伯の出生から日本画家・彫刻家への道のりを色々なエピソードを交えて講演。共に体験した悲惨な沖縄戦を契機に,戦後,県民の多大な支援のもとに始められた平和祈念像の制作や祈念堂の建設について詳しく語りました。山田参与の平和のメッセージに児童たちはメモをとりながら熱心に耳を傾けていました。
0104_那覇市立識名小学校
 

静岡県立沼津商業高等学校(2004年2月12日)

 2月12日,静岡県立沼津商業高等学校第2学年159名が平和集会を行った。はじめに,比嘉正詔所長 が講話を行い,沖縄戦を体験した県民が自然発生的に浄財を集めた山田真山画伯の平和祈念像制作の理念,その理念を全世界へ発信する平和祈念堂の意義を話した。
 つぎに,生徒たちが戦争犠牲者の冥福と世界平和の実現を祈念して黙祷を捧げ,生徒代表が次の 「平和の誓い」を宣言した。最後に,折り鶴が奉納され,平和集会を終えた。
0105_静岡県立沼津商業高等学校
 
「平和の誓い」
 私たちは戦争を知りません。でも今ニュースを通し,戦争がどのようなものかは知っています。もし修学旅行で沖縄を選んでいなかったら,私達の戦争のイメージはあまり変わりなく,ただ単に戦争は悲惨で,絶対にしたくない位だったと思います。
 でもここへ訪れる以前に沖縄戦のビデオを観たり,資料をたくさん読みました。その悲惨さには言葉を失いました。特に軍隊の人より一般住民の犠牲が大きかったという事実には,罪のない人がまきこまれることへの腹立たしさと,悲しみにはじめて戦争の愚かしさを知りました。

 しかし,こうした過去があるにもかかわらず,沖縄の人々はとても明るく笑顔が絶えることがないことに「いつまでも平和でありたい」という強い思いがひしひしと感じられます。

 私達は,沖縄戦のことを知ってから,改めて命の尊さを痛感しました。私達はこの平和学習で学んだ沖縄戦のことは一生忘れません。そして沖縄の人々の様に平和を強く願い生きて行きたいと思います。
平成16年2月12日
 

愛知県立春日井高等養護学校(2004年1月21日)

 1月21日,愛知県立春日井高等養護学校生徒45人が沖縄戦記録映画「戦場の童」を鑑賞し戦争の実像を追体験した後,平和集会を行いました。
 はじめに山田昇作所長が講話を行い,悲惨な戦禍をもたらした沖縄戦の体験と苦しい捕虜生活,沖縄県民の平和への願いから創建された平和祈念堂の今日までの経緯を話しました。
 つぎに,生徒たちが戦争犠牲者へ鎮魂の黙祷を行い、事前の平和学習を通して作った詩を朗唱と歌で表現した「平和の誓い」を捧げました。最後に,全員で折り上げた千羽鶴とメッセージを生徒代表が献納し,平和集会を終えました。帰校後、生徒代表より平和祈念堂に礼状が寄せられました。
0106_愛知県立春日井高等養護学校
 
《礼状》
 前略 先日は遅い時間にもかかわらず,見学をさせていただき,ありがとうございました。修学旅行前,私たちは平和学習班として,沖縄の戦争の歴史について調べ,学年のメッセージを考えたり,千羽鶴作りもしました。私なりに戦争のことを理解したつもりで出発したのです。
 実際に沖縄に行き平和祈念堂に入ると,そこで見た映画も,所長さんのお話しも私にとってはとても ショックな内容でした。当時の人々が生きのびるために必死だったこと,そのためには手段を選ばず, 老人や子供がまっさきに犠牲になった事,米軍につかまることより自殺を選んだ人もいたことなど,私の想像を越えた戦争のむごさを知りました。
 話を聞いて,悲しいということより,悔しいようななんともいえないつらい気持ちになりました。学年全体での朗唱の時も,鶴献納の時でも,私は沖縄で戦った多くの人たちのことを忘れないぞ……とい う思いでいっぱいでした。これからは,私も日本人の一人として平和な世の中を作ることをちかいました。
 この春から私たちは社会人になります。自分に与えられた仕事をしっかりやりとげ心の強い大人になりたいと思います。また来年も,私たちの後輩がおじゃまさせていただきますが,どうぞよろしくおねがいします。
 沖縄で学んだ事は忘れません。本当にありがとうございました。
草々
平成16年1月30日
 

佐賀市立城西中学校(2003年5月16日)

 佐賀市立城西中学校第3学年141名が,平和集会を行いました。 はじめに,山田昇作所長が講話を行い,悲惨な戦禍をもたらした沖縄戦の体験と苦しい捕虜生活, 沖縄県民の平和への願いから創建された平和祈念堂の今日までの経緯を話しました。
 つぎに,生徒たちが戦争犠牲者へ鎮魂の黙祷を捧げ, 生徒代表が沖縄戦を教訓として現在のテロ事件やイラク戦争を見つめ, 世界平和を求める「誓いの言葉」を述べました。
 最後に,生徒代表が「安らかに眠ってください。 僕たちが世界を平和にします」と力強いメッセージを述べて全員で折り上げた千羽鶴を献納し, 平和集会を終えました。
0107_佐賀市立城西中学校
 

埼玉県立川口北高等学校(2002年7月17日)

 7月17日,埼玉県立川口北高等学校第2学年311人が,沖縄平和祈念同で平和集会を行いました。
 はじめに,山田昇作所長が悲惨な戦禍をもたらした沖縄戦と苦しい捕虜生活の体験, 沖縄県民の平和への願いから創建された平和祈念堂の建設から今日までの経緯を話しました。
 つぎに,生徒代表が今回の修学旅行で真剣に取り組んだ平和学習の中で恐ろしい戦争の実態から学んだ,尊い平和への思いを綴った「誓いの言葉」を読み上げました。
 最後に,戦争で犠牲になられた方がたへ鎮魂の黙祷を捧げ,各クラスの代表が献花を行ないました。
0108_埼玉県立川口北高等学校
 

山形県立南陽高等学校(2001年11月6日)

 11月6日,山形県立南陽高等学校第2学年(312名)が,沖縄平和祈念堂で平和集会を行いました。 同校は,アメリカの同時多発テロの影響で,沖縄への修学旅行のキャンセルが相次ぐなか,父母会の「こういう時だからこそ沖縄に行くべき」との強い支持に後押しされて沖縄への修学旅行を実施しました。
 平和集会では,はじめに沖縄戦記録映画「戦場の童」を鑑賞し,生徒たちは残酷な戦争を追体験しました。 また,山田昇作所長から沖縄戦当時の生々しい体験と平和祈念堂建設趣旨について話を聞いた生徒たちは, 全員で戦没者の冥福を祈り,恒久平和を願う黙祷を捧げました。 最後に,生徒代表が献花を行い,「平和アピール」を読み上げました。
0109_山形県立南陽高等学校
 
◆平和アピール
 沖縄が戦場になってから56年がたとうとしています。日本で地上戦が行われたのは唯一,沖縄だけです。 沖縄戦で戦った沖縄の住民,日本兵,そしてアメリカ兵やアジアの人々, 沖縄で亡くなった人達は約二十万人とも言われています。沖縄での戦いでは,それまでとは違って, 多くの住民も巻き込んだ戦争になりました。沖縄戦は戦争の本当の恐ろしさを私たちに時間を超えて教えてくれます。 また,敵味方なく,すべての犠牲者の名前が刻まれた礎(いしじ)は,今の沖縄の人達の思いが込められています。

 21世紀最初のこの年,アメリカを襲った同時多発テロ事件は,新たな戦争と呼ばれ,現在も報復攻撃は続いています。 これからも新たな形で戦争は続いて行くのでしょうか?しかし,今,沖縄の土を踏み締めてみると, この地の人々がうけた,苦しみと悲しみだけは忘れてはならないと思います。

 このような美しい沖縄が,もう二度と『悲しみの大地』にならぬよう,沖縄で学んだことを後世に伝え, これからも真剣に考えて『平和』を大切にしていくことをここに誓います。
 

埼玉県立飯能高等学校(2001年10月5日)

 10月5日,埼玉県立飯能高等学校第2学年(291名)が沖縄平和祈念堂で平和集会を行いました。
 はじめに,沖縄戦記録映画「戦場の童」を鑑賞し,生徒たちは残酷な戦争を実像で追体験しました。 また,山田昇作所長から,沖縄戦の実体験と平和祈念堂建設の意義を聞いた生徒たちは, 全員で戦没者の冥福を祈り,恒久平和を願い黙祷を捧げました。
 続いて,生徒代表の佐野拓也君が「平和の誓い」を読み上げ, 最後に,生徒全員が慰霊と平和への思いを込めて折った千羽鶴を,代表の生徒が平和祈念像に献納しました。
0110_埼玉県立飯能高等学校
 

静岡県立浜松江之島高等学校(2001年2月15日)

 2月15日,静岡県立浜松江之島高等学校第2学年394名が,平和祈念堂で平和祈念集会を行いました。
 開式の言葉に続いて沖縄戦記録映画「戦場の童」を鑑賞し,生徒たちは残酷な戦争の実像を目の当たりにしました。
 続いて山田昇作沖縄平和祈念堂管理事務所長が沖縄戦の体験と平和祈念堂の意義について語りました。 次に戦没者の冥福を祈り,併せてこの日の気持ちを胸に深く刻み込むため生徒全員で黙祷が捧げられました。
 生徒代表の小長谷真弓さんと松島万希子さんが「平和へのメッセージ」を読み上げた後, 生徒全員が平和の祈りを込めて折った千羽鶴とクラス毎にまとめた寄せ書きの色紙を, 生徒代表が平和祈念像に献納しました。
0111_静岡県立浜松江之島高等学校
 

岡山県邑久郡長船町立長船中学校(2000年6月18日)

 岡山県邑久郡長船町立長船中学校第3学年生徒146名が沖縄平和祈念堂で平和学習を行いました。 はじめに山田昇作沖縄平和祈念堂管理事務所長が,悲惨な戦禍を潜り抜けた沖縄戦や捕虜収容所での 苦しい体験談や平和祈念堂が建設された趣旨と現在に至る経緯を語りました。 続いて生徒からの質問に答えた後,生徒全員が山田所長を半円状に囲んで, お礼の言葉とお礼の歌として「島唄」を合唱し,生徒代表から山田所長に花束が贈呈され, 第一部の平和学習を終了しました。
 第二部の平和集会は,生徒代表の平和への祈り(誓いの言葉)で始まり, 献花,オブジェの贈呈に続き,戦没者の冥福を祈り黙祷が捧げられました。 次に生徒全員で「平和の誓い」を読み上げ,最後に全員で「翼をください」を合唱し, プログラムを終了しました。
0112_岡山県邑久郡長船町立長船中学校
 

青森県立弘前中央高等学校(2000年3月15日)

 青森県立弘前中央高校第2学年の323名が,沖縄平和祈念堂で平和学習を行いました。
 はじめに沖縄戦記録映画「戦場の童」を鑑賞し,続いて山田昇作沖縄平和祈念堂管理事務所長が, 悲惨な戦禍を潜り抜けた沖縄戦や捕虜収容所での苦しい体験と平和祈念堂が建設された趣旨と現在に至る経緯を語りました。
 次に戦没者への鎮魂の黙祷が捧げられ,生徒代表が「誓いの言葉」を述べました。
 最後に生徒代表が献花と各クラスごとで折りあげた千羽鶴を奉納して平和学習を終了しました。
0113_青森県立弘前中央高等学校
 
誓いの言葉
 今から54年前,ここ沖縄では戦争が行われていました。青く澄んだ海は,一瞬にして汚され, たくさんの自然と人々の命も一瞬にして消えていきました。そして現在,その場所に私達がいます。
 私達は,戦争を知りません。同時にそのことは,私達の生活が平和であることを意味しています。 自分の意志で生きることができます。そして私達は生きていくうえで,過去に自らの住む日本で, 世界で起きた戦争,現在もどこかで起きている戦争という一つの事実を考えていかなくてはなりません。
 もし,私達人間が「戦争」によって消えていった多くの命やできごとを忘れ,何も考えなくなってしまった時, 戦争は起きるでしょう。「歴史は繰り返される」その言葉が証明されてしまうのです。
 
 一人ひとりの気持ちは違ったとしても「戦争のない平和な世界」を願う気持ちはきっと同じでしょう。 その願いと共に存在しているこの様な施設,そして被爆者の方々の言葉を未来へ残し伝えていくことが, 現代を生きる私達の一つの役目なのだと思います。
 数十年前は非国民とされた「戦争反対」という言葉が,いつかは世界中の人達の言葉となることを信じています。 沖縄で学んだことをこれからの生活に活かせるよう各々の道で頑張っていこうと思います。 今日は,この様に貴重な体験をさせていただき,本当にありがとうございました。
青森県立弘前中央高校 生徒代表
 
 
ezLog 編集